希望
なんか「希望」なんてタイトルを付けると既にダサい風潮になってしまいましたが、マスコミの小池バッシングもあって、「希望」という言葉はすっかり薄っぺらい物になってしまいました。パンドラの箱に最後に残ったのは「希望」だそうですが、こりゃ残れないですね。衆議院選挙戦も終盤で、既に大勢も決した感じがします。今回は音楽の話をしようと思うのですが、先に「希望の党」のお話を。
政党別支持率調査
世論調査に関してはNHKが一番信用に値するというので、こちらをご紹介します。
引用:NHK ニュース・ウェブ 平成29年10月19日より
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171016/k10011179611000.html
自民が圧勝というところですが、特筆すべきは希望の党の失速と、立憲民主党の検討でしょう。希望の党は民進党丸抱えで当初は支持率20%超えている予測もありましたが、今回の調査で見ると立憲民主党に支持率抜かれています。選挙戦も残り2日間で自民党にネガティブ要因がない以上、浮動票が動いたところで今回の予想を反映した結果になることでしょう。途中から安倍おろしから小池叩きにシフトしたマスコミの力も大きかったですね。
希望の党の現状
希望の党結党から民進党の合流、そして選挙後の予測まで、東洋経済の記事が上手くまとまっているので、まずはご参照ください。
しかし、若狭さんと細野さんですが全く見なくなりましたね。何してるんでしょう?
小池さんもすかっり悪者になってしまいましたが、私の住んでいる北海道2区の希望の党推薦の候補は、もう希望の党の「き」の字も出していません。今日聞いた街宣車のアナウンスでは「元民主党の◯◯、打倒安倍!」と連呼していました。それで政策は?
誰が黒幕?
さて、安保法制の踏み絵を行なったぐらいまでは、抜群に面白かった今回の希望・民進のドタバタ劇ですが、ここまで盛り上がったのは個人的には「加藤の変」以来でして、こんな面白い話、若松孝二か深作欣二に映画化して欲しいぐらいです。
具体的に絵図を描いたのは誰?というのは一般マスコミは全く取り上げませんがネット上に散らばっているソースを見ると...
下の2つは多分ないでしょうが、その他にも色々。無いのはフリーメイソン暗躍説ぐらいな物です。
いずれにせよ、選挙に当選するなら何でもいい奴とウルトラ左翼は誰か!というあぶり出しには成功したので、小池さんの功績は大と言えるでしょう。
「希望」から始まる曲
ネット検索で「希望」という名詞がついた曲を調べると、まぁ膨大な数が出てきましたが、私の狭い音楽しか入れていないi-tunesのリストで検索してみるとごく僅か。
特にアルバムは、フィフス・ディメンションのおしどりデュオと山下達郎の2枚だけ。
曲単位でもそのものズバリの「HOPE」というタイトルの曲は僅か4曲。外人でも使うのが恥ずかしい言葉なんでしょうか?
RUSH - HOPE
ラッシュの「希望」はアレックス・ライフソン単独でのアコースティックギター作品。
開放弦を活かした美しい小曲。
Bjork-HOPE
オリエンタルなアレンジの佳曲ですが、歌詞の内容は何と自爆テロ!
さすがビョーク。ただじゃ済まされません。
Mahavishunu Orchestra-HOPE
エクセレント!あまりにも気持ちが入りすぎて、ビリー・コブハムはスティック落としている始末ですが、物凄い演奏です。
Soft Machine-Hope for Happiness
こんな映像あると思いませんでしたが、あるものですね。動くケヴィン・エアーズは初めて観ました。最初のラインナップでのソフト・マシーンですが、3人ともカッコよすぎです。ロバート・ワイアットのサイド・シンバルですが、この角度でどう使うのかと思ったら使う場面なし。流石自由人!
最後に
自分の音楽の嗜好は、割と幅広いと思っていたのですが、「HOPE」という単語一つとってみても殆ど出てこないという事は、きっと物凄く狭いんでしょうね。もう少し間口を広げて聴かなければならないんでしょうが、多分これ以上「希望」に関係する音楽には出会わなそうな...人生と同じです。多分来月には「希望の党」自体も無さそうな気がしますが...