百合が原公園散策
札幌市の北に位置する百合が原公園は、周囲を散策すると約1キロぐらいのお手軽な散歩スポット。温室を一年を通して開放しており、札幌中の園芸、ガーデニングマニアが集う憩いの場所です。
偶然にもこの辺りに引っ越して約5年になりますが、週末は欠かさずここで散歩を続けております。オヤジ丸出しですが、公園を一周してパークゴルフをのんびり眺めながらタバコを一服するのが習慣でございます。
通常は有料エリアである「世界の庭園」というコースが10月になると無料で開放になるので、今日はその紹介を。
公園の歴史・概要
1978年に昭和天皇の在位50周年記念事業として計画され、1983年に運用開始。比較的新しい公園でして私が進学で札幌に出てきた年に正式オープンです。札幌市は中心部の知事公館の周りに立派な植物園がありまして、百合が原公園はマイナー。近所の人間しか利用しないため認知度を上げようと、オープンから3年後「'86さっぽろ花と緑の博覧会」というイベントを同地で開催しますが、行った人を探す方が難しいと言われる大失敗。ついでに言うとこれより2年後に札幌で開催された「世界・食の祭典」というイベントでは最終的に90億円の赤字という誰も足を運ばなかったシロモノ。この2つのイベントをきっかけに関連銀行が破綻したり、自殺者が出るなど、今でも口に出すのもタブーというイベントでした。
ということはさておき、ボランティアなどに支えられ、2002年には「第18回都市公園コンクール」管理運営部門で賞をもらっているなど、立派に管理されており、市民への園芸活動の支援はもちろん、ウォーキングやランニングをする人にとっても欠かせない公園になっています。
面積は25.4ヘクタール。東京ドーム5個分ほどです。
無料エリア
入場料は無料です。中にはイベント開催時のモニュメントや各種の花壇、池、やサイロなんかが配置しております。
北海道はもう花が咲いている季節ではなく、すっかり秋の景色なのですが、まだ寒暖の差が激しくなく紅葉の色はイマイチな状態でした。写真は若干色補正しています。
有料スペース 世界の庭園
本来は入場料金を取るスペースなのですが、花が咲いていないこの時期は市民に無料開放。といっても歩いていたのは私だけ。
日本庭園
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瀋芳園(瀋陽市 中国)
ムンヒェナーガルテン(ミュンヘン市 ドイツ)
その他の施設
今回は撮影しなかったのですが、園内を一周する電車や、レストランなんかもあるのですか季節の関係で現在閉鎖中。
普段は園芸マニアの方や写真撮影をする人たちの他、近所の子供達の溜まり場になっているのですが、観光地としての集客は実はイマイチ。電車を「機関車トーマス」に変えれば集客間違いなしなのですが...
と書いてますが、これくらいがちょうど良いと申しますか、隠れ家感満載で私にはぴったり。明日も行きます。
言い忘れました、キツネが住みついてます。今日は野ネズミも見ましたので、野生動物苦手な人はご一考を。