阪神ファンだった頃 ④
９０年代は阪神の暗黒時代
92年の中村監督政権時代に間違って優勝しそうになりますが、それもつかの間で定位置のBクラスに逆戻り。この時期になると、個人的にはタイガースのダメっぷりを楽しめるようになってきました。
95年からは藤田平監督。現役時代は超好きだったんですけど、実績としては2年とも最下位。藤田監督とのトラブルで新庄が引退発言するという騒動もありました。
97年からの２年間は吉田義男監督三度の登板。しかし、やはり結果は残せずBクラスが定位置。
ただ、この90年代は結構タレントはおりまして軽く紹介を。
まずはツー兄さん！
新庄剛志
まずは藤田監督との仲違いによる引退騒動！ しかも翌日に撤回。大仁田よりも早かった！ 後年、野球に関しては「マジでバイト！」という発言もあり、本気だったのかも？
伝説の敬遠球のヒット！
その他伝説を列記すると...
- 「ジーパンをはくときに格好悪い」という理由でウェイトトレーニング拒否！
- コーチから「記録よりも記憶に残るような選手、長嶋さんを目指せ！」と言われ、「長嶋って誰？」
- 野村監督に「なぜ盗塁しないんだ？」と訊かれ、「盗塁に興味ありません..」
- 野村監督に指導を受けている最中に、「そんなにいっぱい言われても覚えられません！」と言い放ち、途中で練習切り上げ。
ピッチャーとの二刀流というのもありました。オープン戦でしたけど実績も残したんですが、もう少し続けて欲しかったですね。
後にメジャーへ転出後、日本ハムで日本球界に復活。まじでバイトとはご謙遜で、まじプロフェッショナルで日ハムが強くなる基礎を作りました。
赤星憲弘
スピードスター！赤星。野村監督曰く、「赤星を塁に出したら、ソロホームランと同じ」だそうです。とにかく早い！新人王と盗塁王を同時獲得という快挙も達成。
最後は脊損による怪我で引退。
ファンからの愛称は「赤い彗星！」シャアと同じですなぁ。
桧山進次郎
超弱い時代を支えた４番打者。しかし三振が多かったイメージも。2000年代は代打の神様として君臨。
湯船敏郎
低迷時代を薮と一緒に支えた左のエース。残念ながら全く打線が振るわなかった時代だったので成績に反映せず、投げる試合は負けの印象も強いのですが、頼りにしてました。
ルックスが良すぎて逆に悪役に見えるのが玉に瑕。
藪恵壹
そして右のエースが薮。暗黒時代を支え続け、星野政権下で優勝を味わいました。後にメジャーへ転出。
最近は解説者になっていますが、すっかり太って様変わり。今の写真を見ても薮とわかる人はいないでしょう。
坪井智哉
振り子打法の安打職人。セパ両リーグで３割打ってます。阪神時代は好守好打の一番バッターでしたが、日ハムでの最後は代打の切り札。何度助けられたことか...なんならまだ現役続けて欲しいところです。
中込伸
背番号１が期待の大きさを物語りますが、100キロを超える巨体からダイナミックなフォームでの投球は見た目打たれる気がしなかったのですが、結構簡単に打たれてました。怪我も多かったですね。
その他、大ぶりの今岡とか印相的な選手とか、ダメ外人とかいっぱいいるんですが割愛。岡田監督になってからのJFKとか良かったですね。特に久保田！ふてぶてしさが最高でした。
野村監督誕生
しばらくタイガース生え抜きで来た監督人事でしたが、99年にまさかの野村克也監督が実現！ 私のタイガース熱も再び高まります。
そして99年6月 お久しぶりの首位をゲット！名将が入っただけでこうも変わるものかと思いましたが、長年付いた負け犬根性は抜けるわけがなく、終わってみれば結局最下位。
結局、野村監督は3年間いたのですが、その間は全て最下位。しかも辞めた理由が奥さん、野村沙知代の脱税騒動。ただし野村監督の育成手腕は確かで、その後の星野仙一政権に受け継がれます。
私のタイガーズファン歴を通じて、一番夢中だった時期は実はこの野村監督の3年間。赤星や井川の抜擢があったのもこの時代。それとF1セブンという全く機能しなかったプランやら、何せ新庄が楽しそうにやっていたのが印象的でした。
試合後の野村監督のぼやきが芸として昇華したのも阪神時代。何と言っても3年間連続最下位で終わっているのでボヤキっぱなし。
その後星野監督になって2年後に優勝するわけですが、金本の加入もあってチームカラーが変わってしまい、折角の優勝も個人的にはのれずじまい。その後岡田監督の時代と続くわけですが、2004年からファイターズが新庄と共に北海道にやって来てからはセ・リーグ自体全く興味を失ってしまいました。
しかし、野球の面白さを教えてもらったのもタイガース。ベテランの使い捨てや容赦のないトレードでプロの厳しさを教えてもらったのもタイガース。フロントの暗躍で「大人の社会は難しい」と教えてもらったのもタイガース！
阪神ファンでいたことのおかげで、負けることに美を見出すようになりまして、新撰組とか落語と好きですもんね...困ったもんです。
ファイターズファンになってからですよ。優勝するのも良いもんだと思うようになったの。つうわけで、来年のファイターズは最低でもAクラス確保で！
今日のファイターズ 対楽天戦 平成29年10月9日 平成29年度最終戦
ファイターズの本年度は今日で終わり。皆様お疲れさまでした。
CS出場もなく寂しいオフが始まりそうですが、これからはネガティヴなネタが多くなりそうで嫌ですね。大谷を筆頭に色々と...今オフは日ハムにとって大転換期になりそうな予感がしますが、まずはドラフト会議！成功してほしいものです。栗山監督にクジひかすな!!
本日の試合経過
先発は有原と美馬。有原は10勝目がかかっており、楽天は2位通過がかかった大事な試合。ガチです。
結果は３対１でファイターズ勝利ですが、7回まで投げた有原は９安打打たれるも粘りの投球で10勝目確定。13敗しているんでシーズン負け越しなんで本人納得できるシーズンではなかったでしょうが、要所で打たれないピッチングは成長したということでしょう。最近ご本人間近で見たので贔屓目です。今日は守備にも助けられていました。
9回の抑えは増井登場！最終戦は２奪三振と今年最高の出来。シーズン通してやってよ！
得点は松本剛と石井一成。今日はクリーンナップは沈黙でした。特に大谷くんは４タコ！ これで日本最後の試合は寂しいですね。来年も居ていいよ...
ただこの最終戦は緊張感あって良かったですね。よく美馬から点獲れたものです。
さぁ、来年頑張りましょう！
杉谷拳士
人気者杉谷。今日はライトで久々の先発でしたが、残念ながらノーヒット。
このまま埋もれるには惜しい人材なので、来年こそは奮起を期待。
地元北海道で流れている中古車ディーラーのCMがこちら。ランボルギーニを買うのは遠そうです。
堺雅人
ついでに今年しつこく流れていたスカパーのCMを。5月で既に諦めモードだったファイターズファンにとっては、キツいダメ押しでした。堺雅人の「連覇を目指す」というフレーズには6月以降はどっちらけ。少しだけ彼のことを嫌いになりましたが、「リーガル・ハイ」の続編やるのならまた観るよ。
それでは皆さん、重ねましてお疲れさまでした。また来年！
日刊ゲンダイとファイターズ
「日刊ゲンダイ」と言えばコンビニ売りもしているタブロイド紙。一面は政治記事ですが一面めくると競馬、ギャンブル、風俗と親父ネタが満載でいわゆる「親父ジャーナル」。東スポの一面が政治面にすげ変わったようなもんです。
普段FBで安倍政権の悪口を垂れ流している私の友人Aのニュースソースは、実は「日刊ゲンダイ」。こんなもん毎朝買って読んでんのかよ！と心配になりますが、首都圏だけでも100万部発行しているようです。
私が愛聴している「東京ポッド許可局」というラジオ番組でも度々言及されておりまして、プチ鹿島氏は愛情を込めて「ゲンダイ師匠」と呼んで紹介しておりますが、時事芸人がネタにするほど惹句のセンスが抜群！この数年は反安倍首相を鮮明にしておりまして、例えば最近の衆議院解散の見出しは
ここまで狂ったか、国民唖然。錯乱の冒頭解散。安倍自民党惨敗の兆し。ヒトラーさながらの手口で民主主義をを愚弄する悪辣選挙。安倍自民党を勝たせたら日本はオシマイ！
凄いアジテーターぶりです。 解散に関しては事前に知っていたので誰も唖然としていなかったような気がしますが...
このように政治に関しては反自民を売りにしているのですが、最近は反小池の記事が多いですね。
野球に関してはアンチ・ジャイアンツを鮮明にしておりますが、基本周辺への取材を元に記事を書いているようで信憑性は謎。現場から取材拒否されているようです。
親父のたわごとレベルの記事が多いのが特徴。
そんな日刊ゲンダイからファイターズ関連の話題を。
ファイターズOBからも時折指摘されるように、中田が雰囲気を悪くしている面もあり、放出は間違いないと言われていますが、欲しい球団がないとなると減俸で残留か？個人的には残って欲しい気持ち半分でして、これほど昔の「パリーグの４番」という感じの男はいない！ きっと来年は働くような気が...
現行のルールでは3Aからのスタートだそうですが、これは逆にルール改定してくるでしょう。競合してくる球団多そうだし。もし規約の改定がないようであれば来年もファイターズに残ろうか！大谷くん。
巨人が大野欲しがりますかねぇ？ 小林育てるの継続すると思いますけど。宮西も残留すると思うんですが如何でしょう。
広島は清宮獲りにいかないでしょう。ハムはわかりませんが、俊足巧打の西川みたいなタイプの新人が個人的には欲しいところです。大砲は横尾がいるのでしばらくいらないかな。
今回紹介した記事はあくまでも「ゲンダイ師匠」の周辺取材というか思い込みがニュースソースなので、信憑性のほどは疑問符がつきますのご了承のほど。
ファイターズ練習場と札幌苗穂地区
実は通勤ルートの途中にファイターズの練習場がありまして、出勤途中にたまに立ち寄ったしています。
こんなところでございます。普段は札幌ドームへ行く前の選手たちが練習していますが、空いている時間はリトルーリーグの子供達が使ったりしています。横には宿舎がありまして、大体朝は出待ちしているのが日常化。警備員の方も付いておらずほとんどの選手はサインにも応じてくれるようです。
もう札幌の朝は寒いので、今日は出待ちは居ないだろうと思っていたのですが...
熱心なファンが5名ほどと、野次馬の私。すでにMKタクシーのワンボックスがスタンバイしていたので誰かで来るのだろうと思っていましたら...
エース有原航平！ 気さくにサインにも応じておりました。尚、選手全員がサインとかに応じてくれるわけではないようなので、周りの出待ちの人たちの出方を見て判断しましょう。皆さん、毎日のように通っているベテランなようです。
練習場の横にはサッポロビール園。広大な敷地にレンガの建物がある何とも風情のある場所。近所の人たちの散歩コースにもなっています。
敷地内は秋の風情。今朝の札幌は気温１０度ありませんでした。
敷地内に堂々と設置されている「暴力追放」の看板。
この辺りは通称「苗穂地区」と呼ばれている地域で、札幌駅から東へ一駅の場所。元々は札幌市ではなく「苗穂町」という独立した自治体だったようですが、昭和9年に札幌へ編入。そういう経緯もあり正直なところバリバリ下町です。荒川区みたいなものですね。アメリカだとコンプトンみたいなところ。悪そうなやつは大体友達ですね。
地域のニュースでもひったくりや交通事故が頻繁に起こるのは、苗穂地区が存在する東区と白石区。私も東区民ですが、近所で暴走族が走り回っているのはデフォルトな状態です。緊張感ありますよ〜。土地だけは余っているので日ハムも練習場作っているわけです。
しかし歴史は古い町なので、史跡なども多くありまして、私が通勤途中に通る「大覚寺」という曹洞宗のお寺は「ふるさと文化百選」にも選ばれている名跡。
その他にも、木造の小学校やレンガ作りの建物が昔の外観のまま活用されてる物件が多く、建築マニアの方は結構楽しめると思います。
その他にはこんなものも。
「スッポン」の問屋さんです。全然内部の様子がわからないといいますか、用事がないんで入ったことがないんですが気になります。看板に書いてある「生き血」と「粉末」という商材は気になるところです。
そのスッポン堂の近所に位置しているのがこちら
多分札幌でも一番古いのでは？という映画館で、やっているのは殆ど成人映画。気にはなっているのですが入る勇気がありません。しかし経営状態を含めてどんなところか一度見てみたいものです。
しかし、スッポンから成人映画という流れはオツではありますね。
という緊張感のある街で、ファイターズの若手は日夜練習に励んでいるわけですが、結構周りの飲食店では選手の出没情報もあったりするので是非チェックを！
今日のファイターズ 対オリックス戦 平成29年10月4日 大谷翔平ラスト登板
昨日ファイターズ・ショップに大谷くんのフィギュアを見に行ったのですが、それよりも実物観に行った方がよほどインパクト大！しかし、今日は仕事でどうしても行けず観戦は見送り。中継も見聞きでいない状態だったんですが、凄かったんですね。
「４番投手大谷」は予想していましたが、完封するのまでは予想していませんでした。やはりこの男は規格外！
相手が金子千尋だけに点を獲るのが難しいとは思っていましたが、大谷のヒットから満塁にして、太田泰司がタイムリーツーベースで一挙３点奪取。ワンチャンスをものにしました。と観たように書いてますが、ニュースのテキスト見ながら書いてます。打つ方はこのヒットだけだったみたいですね。
圧巻はピッチングの方で、最速は162キロで10三振完封。
この動画はラストのダブルプレーを取ったシーン。最後まで爽やか。
こっちの動画は試合ダイジェスト。三振取った時のドヤ顔もまた良しです。
５年間大谷を見続けたわけですが、こんな規格外の選手を見れたことだけでも同時代に生きていて良かったと思うわけです。ほんと、野球漫画のリアル版でしたからね。
そんなわけで、去年の優勝はシーズン通してのゲーム展開といい、大谷の予想以上の活躍といい、良いもの見させてもらいました。ありがとう！
たとえ来年、清宮が入ってきても、ここまでの活躍は期待できないでしょう。
まだ打者としては出場するようなので、最後まで見届けようと思いますが、ほんと最後の最後に大谷くんから粋なプレゼント！
来年生まれる赤ちゃんには漏れなく大谷くんからボールのプレゼント！
これで北海道の少子高齢化も止まることでしょう。
今回111万円のフィギュアは買い逃したのですが、このボールは欲しいので頑張ろうかしら？ もう50歳過ぎてますが...
ファイターズ・ショップ
昨晩は飯山選手の引退試合で超感動ものでしたが、私は自宅でテレビ観戦。時間内に終わるタイミングもバッチリで良いものを観させていただきました。
それはさておき、帰宅前に大谷選手の100万超の等身大フィギュアがそろそろ展示終了ということで、ファイターズ・ショップに行って参りました。
実は地元に住んでいながら初めての来店。昨日は熱心のファンは当然球場に足を運んでいたと思われ客は少なめ。半分くらいは外国からの観光客でございました。
入り口でございます。田中賢介がお出迎え。
丁度店舗に入った時に「君が代」が流れていたので、何事かと思いました。「まさか天皇陛下に何かあったのか！」と不謹慎なことを考えてしまいましたが、店内で流していた実況中継の音声でした（始球式前の国歌斉唱）。
落ち着いたところで、目的のブツはこちら。
大谷フィギュアは等身大。横の人が155センチくらいだったので、そのデカさがおわかりでしょう。公表されている慎重派193センチなので、なんとアントニオ猪木よりも2センチ高い計算です。ちなみこのコーナーは写真撮り放題。店員さんにお願いすると横に並んで撮影してもらえます。
なんかこの姿だと警備員の佇まいですね。
そしてアップでの撮影にも挑戦してみましたが、今日の大谷くんは帽子を深く被りすぎ！失敗ですな。不審人物にしか見えませんが、こんなデカい奴に職質する勇気のある警察官いないだろうな。
撮影者の技術不足で申し訳ありません。111万1111円のこのフィギュア。会社の社長さんが購入して自分の会社に展示するそうですが、間違いなく門番として使えます。きっと夜見ると相当怖いと思います。
大谷くんをバックにグローブ型のソファに座って、写真撮影もできます。
応援グッズや各選手のレプリカ・ユニフォームなど多彩な商品が展示してありましたが、さすがにパチパチ写真を撮る勇気はなく、今回の写真はこれだけ。ファンなら居るだけで楽しいところでした。
ショップはJR札幌駅のすぐ前に位置しています。北海道にお越しの際は是非一度！
今日のファイターズ 対オリックス戦 平成29年10月3日 飯山選手引退試合
飯山選手 ２０年間お疲れ様でした。
ロッテの井口選手の引退試合の時もそうでしたが、うまく絶好の見せ場というのは来るもので、最後はショートを守っていた飯山選手のところに打球が飛んできてゲームセット。守備職人の有終の美を飾る最後でした。セカンドの田中賢介の目が潤んでいたのも印象的でございました。よほど人望があるんですね。
試合は序盤で大量得点の安心して見ていられる試合。高梨も8回までで４失点しましたが、勝ったので結果オーライ。
得点は石井、清水、横尾、太田賢で若手だけで１０得点。うち、横尾と清水はホームラン含む。来年は打順わかりませんね。今日は中田以外は先発全員安打。
試合展開があまりにも楽だったので、あとは飯山選手の登場を待つだけという引退試合のお手本のような試合でしたね。
そういえば初物に弱い日ハム打線ですが、今日はオリックス期待のルーキーをめった打ち！若い芽は早めに潰しておこう。来年のために。
明日が飯山選手の引退セレモニーだそうです。
最後に元日ハムの八木選手が中日から戦力外通告。来年、宮西がどうなるかわからないので、戻ってきて欲しいです。個人的には、左のワンポイントで使えると思うのですが。
明日も札幌ドームでオリックス戦。先発はオリックスが金子と、日ハムは今年最後の大谷翔平！というか日本で最後？
