阪神ファンだった頃 ③
至福だった1985年のシーズンを終え、タイガースはほぼ優勝した布陣で翌年のシーズンに臨みます。
しかし、掛布とエース池田の怪我で全体としても調子を落とし、結果は3位。結構後半まで順位は混沌としてましたが、良くやった方でしょう。バースだけは絶好調をキープして三冠王! 王選手の本塁打記録を抜かれちゃまずいと、敬遠が相次いだのもこの年でした。
そして、カンフル剤として、中日から田尾をトレードで獲得し、万全の体制で臨むつもりだった翌年87年。開幕前にバースと掛布が交通違反で検挙され、不安を抱えながらシーズンインすると予感は的中。田尾の2番は全く機能せず、シーズン序盤でフェードアウト。結局9年ぶりの最下位。ファミスタ版のタイガースはぶっちぎりで強かったんですけどねぇ〜
88年からは村山監督。
この年から、大野、和田という、後に活躍するメンバーがレギュラーになっていますが、何と言ってもこの年はバースの退団!!ゴタゴタ続きです。日本中の阪神ファンが怒りました。
そして、またもや最下位。村山監督は悩んでる表情しか記憶にありません。
で、村山監督在籍時はずっとBクラスに低迷。傷心の晩年。悲壮感が似合う元ミスター・タイガース!
この時期は、もはや次の優勝は20年後と、諦めムード。トピックスといえばバースの次に獲得した期待の助っ人、セシル・フィルダー!
当たりゃデカかったですが、巨人の齋藤とかに良いようにあしらわれているイメージが・・ホームラン王になりそうだったシーズン終盤に、巨人の水野に三振とられた後、投げつけたバットで自爆しリタイアなんて事件もありました。
しかもタイガース辞めたあとにメジャーに戻ってホームラン王! 活躍遅いよ・・・
90年からはセカンドの名手、中村勝広監督。しかし最下位街道は継続なんですが、タレントは揃ってきます。
オマリー懐かしいですね。助っ人の中では一番カッコよかったかも・・
有名なオマリーの「六甲おろし」をお聞きください。
そして、問題の92年!
間違って優勝しそうになります。
3番パチョレック、4番オマリーはほぼ固定。
しかし問題は2人の新人の衝撃デビュー!!
凡打でもヘッドスライディング!泥臭いプレーが持ち味でした。引退後はタレント。
そしておなじみ、新庄剛志!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1
この年が鮮烈デビュー。柴田以来の赤手袋。要所要所で印象的なプレーを残し、女性ファン急増。のちのミスター・タイガースの候補となるわけです。
その後メジャーへ転出。後に我らがファイーターズに加入し、チーム作りに尽力していただけるわけです。
ファイターズ引退後はバリ島に移住。ビジネスパートナーに騙されて、しくじり先生になります。
この年は非常に面白かったんですけど、まさか優勝に絡むとは微塵にも思ってませんでした。というか半笑いで見てました。すまぬ。実際、優勝しなくて正解というか、次の優勝までの道のりが面白いので、まぁイレギュラーな年でした。
その後、本格的に新庄が面白くなってくるのは、野村監督が就任してから・・・というのは後日。