地域共生社会
大々的に「地域共生社会」を打ち出してきたのが、昨年ぐらいから。
幼児保育から老人介護、障害者福祉まで、ワンストップで地域で面倒見ましょう!という試み。
上のリンクが、厚労省が提示している「地域づくり」の資料。
実現できれば暮らしやすい社会が・・・と思いますが、実態はどう動いているのか釈然としない中、出てきたニュースがこれ。
どのようなモデル事業なのかも、あまり多く知られていないようですが、この具体性に欠くプランが先に予算化されるようです。
上記の厚労省の提案を見る限りには、まず地域包括支援センターを中心とした、行政サービスの集中化と、地域での医療・介護の連携。そして民生委員やボランティア、協力ボランティアの整備・・・といったところだと思いますが、周りでそのような事例があまり聞こえてこないのですが・・・というのは札幌市だけなんでしょうか?
このプランの問題点に言及しているのが、下のリンクの記事。
「地域での共生」などと柔らかい言葉で言ってますが、現場感覚としては要は、医療も介護も給付費は削減。その代わり地域ボランティアと地域包括支援センターでなんとかしなさい! ということ。
で、実現のためには地域でのボランティア作りを始めなければならないのですが、まだそこまで議論も具体案も出来ていない・・というあたりでしょうか。
先行して予算がつくのは、言った手前もあるんでしょうが、先に外郭団体立ち上げ・・と言いますか、天下り団体に金が流れるじゃないかと思っているのは私だけ?
せっかく予算がつくのなら、行政発行の啓蒙パンフレットとかよりも、有効な活用をしていただければと思います。