消える魔球
21世紀を迎え、平成も来年で終わりそうなこの時期に、なぜか北海道では『巨人の星』の再放送をやっております。
一番「昭和」のテイストを感じる、このアニメ!なんの意図か策略かわかりませんが、企画を通したスタッフは偉い!さすが「テレビ北海道」。隙間を突いてきます。
ただ、今の子供達が見ているかどうかは、甚だ疑問ですが・・私は夢中。
私が幼稚園の頃に本放送。その後毎年のように再放送を繰り返し、私の世代は、多分10回以上は繰り返し見ているはず。晩御飯食べながら。
思えば、昭和の夕方、テレビのタイムテーブルは18:30までは、どの局もアニメの再放送。今となっては夕方は報道ばかりですが、果たしてニーズが有ってそうなっているのか・・・思い切って報道と通販番組を止めて、時代劇と昔のアニメの再放送でテーブルを組めば視聴率も上がるのでは・・と。 フジテレビのダメっぷりが問題になっていますが、「北の国から」→「白い巨塔(田宮二郎版)」→「鬼平犯科帳」なんていうラインナップなんてどうでしょう? シニア層は見るぞ。なんならゴールデンタイムで「座頭市」とか。
再放送開始当初は、視聴率の問題で打ち切りが心配されましたが、きっと私のような人間が大勢いるのでしょう。バイオレンスシーンや、放送禁止用語が飛び交っていますが、問題になっていないところ見ると、普段は重箱の隅をつつくようなクレーマーの人達も、次の展開が気になっているに違いありません。
というわけで、展開も中盤。今日から『消える魔球』が本格的に稼働しています。
『魔送球』を縦に回転させて、土煙をまとって消える・・なんていう理論だったと思いますが、ここからの展開は各バッターの推理合戦と相まって、物語上のピーク。この後の『大リーグボール3号』は、もう滅びの美学なので、明るい星飛雄馬を見れるのはこの辺まで。
ついでに『魔送球』とは、バッターランナーが一塁に向かう際に、ランナーの前をシュート回転で鋭く曲がり、さらに90度くらいカーブしてミットに収まるという、恐ろしい球。と書いていて全然説明になっていませんが、これ投げれるんなら、大リーグボール要らないんじゃないかと。
エポック社が発売していた『野球盤』でも当時搭載されていましたが、野球盤自体がまだあるんでしょうか?パワプロの時代ですからねぇ〜。
今回、youtubeで動画のリンクを色々貼ろうと思って書き始めたのですが、オリジナルの「巨人の星」関連の動画はほとんど消されているようです。
見たい方は、今回の再放送を頑張って見続けましょう! 他、ドコモのdTVとかでも見れるみたいです。
今日の放送が、128話目。全181話なので、今年中にはこの再放送も終わるのですが、次は「タイガーマスク」が見たいです。テレビ北海道さん、お願いします。