清宮くん 恋愛禁止令
各スポーツ紙には「恋愛禁止!」という見出しが並んでますが、栗山監督が「20歳までは野球に集中して欲しい」と言った発言が恋愛禁止令まで発展したようです。
ルーキーの育成には定評のある我らが日本ハムファイターズですが、奔放に育てすぎた中田翔の例もあり、現在はルーキーの皆さん、夜間の外出は監督に直に報告義務があるそうです。
ただ過去にはやらかした先輩もいました。
でも初年度から大活躍!
これが大谷翔平なら大問題なのですが、清宮くんは彼女ぐらいいた方がイメージアップするんじゃないでしょうか?さらにできちゃった婚まで行けば、「さすが大物!」と褒められちゃう気がします。
その点、ダル先輩はバカ女に騙されて、多額の慰謝料ふんだくられているので、ご注意を!
他球団ですが、ルーキーの女性問題で思い出すのはこの人。
元巨人の水野雄仁さん。穏やかなトーンでの叱咤激励解説でお馴染み。
ルーキー・イヤーの巨人軍グアム・キャンプでファンを部屋に引っ張り込み、週刊誌にすっぱ抜かれていました。
しかも相手の女性から、ベッドでの状況を暴露されて「さすが阿波の金太郎!」と、やんちゃなエピソードに得心がいったものです。
その他、未成年の時に飲酒もすっぱ抜かれてました。
その年で解雇されるなんて噂もありましたが、その後11年現役を続けた名投手!
ただし、スポーツ選手の過度な性生活は、やはり影響はあるようでして、大先輩、ガッツ石松さんの体験談。
試合当日に我慢できずに女性と事に及んでしまい、生涯初のKO負け。
それからは反省して試合の3日前にするようになったそうです。そして世界チャンピオンに!
私の周りのブロガーさん達も禁欲生活に挑戦している人が何名かおられまして、美容と健康には良いようですが、清宮くんも最初の2年はストイックに過ごしていただければと思います。我慢できない場合は試合の3日前に!
もしバレても坊主になれば許してもらえるぞ。慣例なので。ただし博多に移籍は勘弁してね。
Tomato n'Pine
Tomato n'Pineとは?
Tomato n'Pine(トマトゥンパインと読みます)は日本のアイドルユニット。活動期間は2009年〜2012年。
2010年からはアイドル戦国時代と呼ばれているそうでして、
上の記事を見ても、あまりにもグループの数が多すぎてよくわかりませんが、ブームにもかかわらず、テレビの歌番組は減少し、CDも売れる世の中ではないので露出の機会もなく、必然的にマニアックの世界になってしまいました。ほとんどプログレかデス・メタルみたいなもんです。私も知っているのはAKB界隈とももクロちゃんぐらいなもんですが...
そういう時期に活動していたのが”Tomato n'Pine”でして、大きな結果を残すわけでもなく解散。その後の個々人の活動もアンダーグラウンドなものになっているようです。
それで詳しいことは私も良く分からず、メンバー個々にもほとんど興味がないのですが、わざわざ取り上げるのは1曲、印象的なのがあるわけです。
「ワナダンス!」という曲です。
どうすか!
オケだけ聴くとアリフ・マーディンかクインシー・ジョーンズって感じですが、その上にヘナヘナなヴォーカルが乗るという完璧な出来栄え。
これはプロダクションの勝利!と言いたいところですが、結果として数字が残せていないのが残念。
少し楽曲紹介をしようと思うのですが、その前に私が思うアイドルの定義を。
私が考えるアイドルの定義
未成熟
成長していく過程を見守るというのが正しい見方。最初から歌も踊りも完璧なんていうのは苦手としてまして、小泉今日子とかそういえばピンときてませんでした。現在の方が好きかも?
失敗する部分も含めて愛でましょう。
一生懸命
テクニックのない分、気持ちでカヴァー!とりあえず外しても大きな声で歌っている姿に萌えを感じるわけです。
初期の松田聖子なんか、こんな感じだった気がします。
楽曲と不釣り合い
アイドルの場合は「ほつれ感」が大事。楽曲がゴージャスなほど落差が生まれ、萌えの要素に繋がるわけです。
その意味で完璧だったのがコレ。
中森明菜のデビュー曲で、作曲が来生たかお、編曲が船山基紀という豪華版。
でも多分ご本人にキーが合ってないんでしょうね。精一杯な感じがたまりません。
かわいい
当たり前ですね。
プロダクション
この曲を知ったのは、ライムスターのラジオで。
時折アイドル特集などをやっていたのですが、その中での一押しがコレでした。
ユニット全体のプロデュースをしていたのが、ジェーン・スー女史で、この人はライムスと同じ、早稲田大学の「ソウル・ミュージック研究会」出身。完全にヒップホップ側の人ですが、楽曲を作るにあたって、明確なビジョンがあったのでしょう。この曲では作詞も担当。
作曲は田中隼人というお方。
ナオト・インティライミなんかを手がけているようですが、主にダンス・ミュージックが得意なようです。
詞はクラブDJをテーマにしたものですが、楽曲アレンジの仕上がりとして想定しているのは多分、クインシー・ジョーンズが絡んでいた頃のルーファスとマイケル・ジャクソン。年代でいうと1978年から1979年の期間で、特にマイケルの「オフ・ザ・ウォール」
なのでは?
楽曲解説
イントロのドラムからモータウン・ピックアップのタイム感を意識したもの。最高!
続いて入ってくる拙いコール・アンド・レスポンスに絡むのがフェンダー・ローズとクラヴィネット。わかっていらっしゃる。
ドラムがリズムを刻むと同時に入ってくるストリングス・アレンジの元ネタは多分コレ。
ベースラインはマイケル・ジャクソンのこの曲に似た感じ..という発注があったはず。
全体の感じもマイケルの「Rock with you」みたいな感じで..
多分、完成形としてこの曲は頭にあったはず。
全体的に特筆すべきは、ドラムのタイム感で、当時のクインシー御用達のドラマー、ジョン・ロビンソンのタッチにそっくり。多分打ち込みでしょうけれど、良くシュミレートできています。
当然、メロディーもフックの効いた良いラインで、カラオケで流行っても良いぐらい。
ハモり入れないで、ユニゾンにしたのは正解ですね。一生懸命感が伝わります。
とにかく入るシンコペーションもナイス! 極端に洋楽テイストに流れず、歌謡曲として成立する役目を果たしてます。
78〜79年のブラック・ミュージック・シーン
1977年にサタデー・ナイト・フィーバーの公開があり、世界的にはディスコブーム。アーティスティックな人にはスティービー・ワンダーやマーヴィン・ゲイとかがおりましたが、この2人はモータウン所属にも関わらず、レコード会社の意向に逆らって、しかも売れていたという稀有なお二方。
そんなん中、モータウンの看板であるジャクソン・ファイヴのリード・ヴォーカルであったマイケル・ジャクソンがエピックに移籍し、ソロ・アルバムを作るにあたって制作を仕切ったのがクインシー・ジョーンズ。
プロデュース業はもちろんですが、ソロ作も多く、マイケルに呼ばれたのは前年にヒットした、この曲の存在が大きいと思われます。
同時期にルーファス&チャカ・カーンのプロデュースもしています。
というか、マイケルと兄弟作ですね。
アリフ・マーディンはクインシーの盟友ですが、ソングライターとしての才能はもちろんのこと、プロデュサーとしてはブルーアイドソウルの形成に大きな役割を果たしています。
代表的なのはこの辺。
この時期でのアリフの一番の成功作は冒頭の方に紹介した、チャカ・カーンのソロ作で、ルーファスとしての活動も含め、チャカの黄金期。
70年台後半は、このようにクインシーとアリフの元に実力派のミュージシャンが集まってシーンを形成していましたが、80年台に入ると、ポリフォニックシンセやシンセベースの導入、その後打ち込みが流行ったり、ロック・シーンに迎合する面が出てくるなど、徐々につまらなくなってきます。(個人的には)クインシーの常連にもTOTOのメンバーが入ってきてから、様相が変わってきます。
マイケル・ジャクソンの「スリラー」が82年。ここからがマイケルのスーパー・スターとしての本番ですが、前作でのソウルフルでありながらも、おしゃれな感覚は希薄。そりゃ白人も買うわな! という感じで、個人的には今でもあまり好きじゃなかったりします。(といっても、世界で一番売れたアルバムなので、自分のように嫌いというのは少数派!)
まとめ
まぁ、そういうわけで70年後半のソウルシーンが、いかに素晴らしかったかという、個人的な感想に終始してしまいましたが、ここをターゲットにした、この曲の製作陣は偉い!という話をしたかっただけです。
「ワナダンス!」は本当秀逸なトラックですが、チャカ・カーンが歌っていれば..とも思わずに入られません。が、多分迫力はあっても魅力は半減するでしょう。それほどトマパイのヘナヘナ感がマッチしています。
今回は「ワナダンス!」だけ紹介しましたが、他の曲も秀逸。ここの製作陣はすごい!(売れなかったけど...)
まるで、ブラザーズ・ジョンソン!!
ブログタイトルに反した記事だったので、最後に「プログレ」「アイドル」で検索したのがこちら。
良いんですけど、こういう完成度はアイドルには不要。
もうとちょっと下手な方が、個人的にはフィットするのですが...
イヴァンカさん
大きな事件もなく、イヴァンカさんはお帰りになったようです。
マスコミは思いっきり無視するのかと思いきや、ワイドショーなどは何食ったとか、
どこ行ったとかで、ちょっとしたフィーバー状態。他のニュースが座間市の陰惨な事件だったので、来日してくれて良かったですね。
当初は57億円の基金の話が、巨額すぎると赤組の新聞が騒いでましたが、どうやら収束したもよう。
ついでに日本シリーズの勝敗も、イヴァンカさんのせいにされてました。
下の写真は安倍首相とのツー・ショット。
モデルの経験もあり、確かに美人。ワイドショーが騒ぐのも納得です。
ブロンド・ヘアーのストレートってのは良いですね。これでまた、日本も金髪ブームが流行ると嫌ですが...
ちなみに、私がブロンド・ヘアーのストレートで連想するのはこの3人。
安倍首相も175センチあるので、まぁ大きいほうですが、イヴァンカさんは180センチ。
女優でいうと、大きそうに見えるアンジェリーナ・ジョリーが170センチ、スカーレット・ヨハンソンは何と160センチ。外国人でも大きい方ですね。
”デカモニ”こと、大林素子と並べてみました。大林は182センチ。
誰か嫁にもらってやれよ。
性格も良さそうなのに、結婚できないのが不思議。
お約束でジャイアント馬場とも。
ロック界だとクリス・スクワイワが190センチ。
こう並べてみると、釣り合い取れているかも?
小さい方とも比べてみました。
ミニモニです。
サングラス格好良かったですね。
ネットでもブランド探しが始まってましたが、今のところ正確な情報はなし。
でも自社ブランドでサングランスを売っておりまして、お値段は約1万円なり。
俺はダイソーのでいいや。
お召し物も素敵でございました。
ウエストのところに帯みたいのをつけると和風に見えるものですね。
洋服もブランド探しが始まってましたが、次の来日は日本人のデザイナーも使っていただければと思います。山本寛斎とか。
デヴィッド・ボウイみたいな服作ってくれますよ。
今週のファイターズ 10月30〜11月3日
日本シリーズも横浜の連勝で盛り上がってきたようですが、この時期日本シリーズに関係のないチームのファンは話題もなく、寂しいものです。
しかし、今季のファイターズは主力選手のFAや大谷の去就、清宮くんの加入もあり毎日のようにスポーツ誌を賑わせています。
増井も33歳なんですね。間違いなく他球団へ流出かと思っていましたが、フロントからは複数年契約を含む凄い提示があったそうで、気持ちは揺れ動いているようです。
日ハム球団としても来季の投手陣の構想が立たないのでしょう。残留の方向にいってますね。 なら谷本トレードすんなよ!とか今更言いたくなりますが...
とりあえず残って欲しいです。先発として。
大野捕手も残留だそうです。なぜか大谷が発表。
わかっていた話ですが、清宮くん加入で、中田の居場所がなくなりそうです。
FAで手を上げる球団があれば別ですが、阪神は重ねて否定。残留しても清宮くんに悪影響ということで、頭の痛い問題。
個人的には年俸下げて残留を希望ですが、居るだけで清宮くんに悪影響と言われてしまう素行はどんなものかと逆に中田幻想が湧きます。
反省して小さくなるのも何なので、もう思い切り舵を切って、大晦日は格闘技に挑戦!という手もあるのな。もしくはFAで新日本プロレスに。
私生活に乱れが生じないよう、遊ぶ時は報告を義務づけだそうです。名付けて大谷ルール。 この数年は芸能界や政界を問わず、下半身スキャンダルにうるさくなっているので球団としても当然か? 立憲民主党の初鹿議員の例もあるので、これは止むを得ない。
背番号? 1番に決まってじゃん!
制度変更はメジャーの選手会からの反対がありそうですね。
それでは来年もよろしく!大谷くん!
ジェフ・ベック 恋は水色
最近私の周りのブロガーさん達は何故かジェフ・ベックに関して言及されておりまして、しかも何故か第1期JBG。
ジミヘンが渡英してくる前のイギリスのギターシーンは、流麗なソロを弾くエリック・クラプトンとトリッキーなプレイと硬質な特徴のジェフ・ベックというヤードバーズ出身の2人がシーンを牽引。
上のはベック在籍時のヤードバーズの映像ですが、既に予測を裏切るソロ構成しかしないベック節を確立しています。
この後、ジミー・ペイジを入れたツイン・ギター編成になるのですが、シングル1枚でベックがリタイア。
マネージャーのミッキー・モスト主導でソロ活動に移ります。
既にクリームやジミヘンの時代なので、ベックもブルースをベースにしたハードロックをやろうという思いはあったようですが、ミッキー・モストが用意した曲はハード・ロックとは程遠いポップな曲。しかも結構売れてしまいます。
日本はともかく、イギリスの人はベックといえば、この曲!という人が結構な割合でいるそうでして...ベックも思い出したようにライヴで披露してます(ギャグとして)。
この路線でのシングルというのが3枚続きまして、その3枚目となる最終作が「恋は水色」。
このジャケットは70年代の後半に出ていた「ベスト・オブ・ジェフ・ベック」のジャケ。タイトルだけに結構持っている人も多く、何せジャケットがベック史上でも1、2を争う格好良さ!内容は1期JBGの編集版ですが、問題のシングルが3曲目に入ってます。
知っている曲ではあったのですが、いきなりのストリングスとブラスによる大げさなイントロにまず爆笑。やる気のない企画の割には、真面目に弾いてまして、特にサビの部分はダブル・チョーキングが炸裂!しっかりベックの刻印が残っています。多分、周りのミュージシャンにも笑われたのでしょう。これ以降、この路線は封印し、ハード・ロックの道へ! ついでに言っておくと、この曲のB面はロッド・スチュワートをヴォーカルに据えた、ソウル・バラードの名曲。
ちなみに原曲は「ユーロビジョン・コンテスト」という由緒正しいコンテストの入賞曲。ルクセンブルクのヴィッキーという人が歌ってます。下のがコンテスト時の様子。
なかなか、エキゾチックな歌唱ですね、ヴィッキー! ちなみゲス不倫の方はベッキー。
下の映像は同年の映像ですが、化粧も変わり、イカす女に変身!女は恐ろしい...
翌年、イージー・リスニングの帝王ポール・モーリアのカヴァーが全米で大ヒット!
ビルボードのシングル・チャートでも5週連続1位という記録を達成。ちなみに1968年の年間チャートでもビートルズの「ヘイ・ジュード」に続く2位。
ジェフ・ベックのヴァージョンと比較すると、割と控えめなアレンジ。いかにベックのアレンジがエグいかがわかります。
ついでにポール・モーリア御大のライブテイクも。なんと千秋真一ばりに弾き振りです。
ベック自身も黒歴史と思っているらしく、再演なんてのも勿論なく、話題にすらしないですが、個人的にはたまに無性に聴きたくなります。
「パリの散歩道」で踊るなら、こちらを使って頂きたいと思っています。羽生結弦くんに!
後年、名作「ワイアード」で、セルフ・パロディー的に「ラヴ・イズ・グリーン(恋は緑色)」という曲を発表。隠れた名曲ですが、これもライヴでは聴いたことがないですね。
少子高齢化と梶原一騎
昨日で習慣となっていた「巨人の星」の再放送鑑賞も終わり、正直ロスです。今日本シリーズ見てますが、未だに筒香とロペス以外のベイスターズの選手の顔が覚えられません。良い選手揃いなのに興味が持てないというのは恐ろしいものです。
さて、巨人の星の本放送は昭和43年〜46年。私がまだ幼稚園の頃で、思えばアポロ11号が月面着陸したり、ウッドストックがあったり、クリムソン・キングの宮殿があったりと激動の時代。と書いてますが、当然、記憶はありません。
しかし、巨人の星は繰り返し再放送され、特に北海道地区の夕方6時といえば、決まったように梶原一騎アニメの時間。これが昭和の間ずっと続きます。
梶原一騎
梶原 一騎(かじわら いっき、1936年9月4日 - 1987年1月21日)は、日本の漫画原作者、小説家、映画プロデューサー。本名は、高森 朝樹(たかもり あさき)。高森 朝雄(たかもり あさお)の筆名も使用した。格闘技やスポーツを題材に、男の闘う姿を豪快に、ときには繊細に描き出し、話題作を次々と生み出した。自身の型破りで豪快な生き方や数々のスキャンダルでも話題を呼んだ。
1966年から『週刊少年マガジン』に連載された漫画『巨人の星』の原作者として名声を上げ、以後『あしたのジョー』(高森朝雄名義)、『タイガーマスク』など、所謂「スポ根もの」分野を確立した功績をはじめ、多くの劇画・漫画作品の原作者として活躍した。
引用元:Wikipedia
ご本人は型破りな人生を送りましたが、星飛雄馬を筆頭として、原作漫画の主人公は皆ストイック。星飛雄馬がアニメの中で付き合ったと思しき女性は3人。
飛雄馬とこの3人の女性たちはデートをする描写をする場面はあっても、野球の邪魔になるからと自ら身を引いたりする奥ゆかしい女性たち。深い関係にはなりませんでした。多分、飛雄馬は童貞。
私も再放送を見ていて、女性にうつつを抜かす飛雄馬はかったるいと思っていましたが、成人になるまで、こんなアニメを繰り返し見ていたせいもあり、人格を形成する思春期をこじらせます。
「女にうつつを抜かしているような奴はダメだ!」と。
ちなみに梶原先生は昭和58年にアントニオ猪木事件監禁事件という、暴力団がらみの事件を起こし、昭和61年には亡くなってしまうのですが、逮捕されるまで漫画原作者としては第一線で活躍。
先に述べた、「巨人の星」「タイガーマスク」「あしたのジョー」の他に、
- 愛と誠
- 空手バカ一代
- 柔道一直線
- プロレススーパースター列伝
などですが、プロレス・スーパースター列伝のような実在の人物を脚色したようなものは除き、殆どの主人公は一様にストイック。「愛と誠」のような男女の恋愛ものでも、最終回でキスした瞬間に主人公が死んで終わりという徹底ぶり。
出生率の減少
上記のグラフは戦後の出生率を表したもの。
第2時大戦終戦後の第1次ベビーブームは別として、昭和46年の第2次ベビーブームをピークとして出生率が減少していきます。ついでにプログレも衰退。
当然オイルショックによる経済状況の変化や、フェニミズムの台頭という諸要因もありますが、「男の本懐は女性との交際ではない!」という梶原一騎先生の教えも要因としてあるのでは? というのが今回の論旨。まぁ、モテない男の言い訳という側面もありますが...
ちなみに婚姻数の推移も見て見ましょう。
どうですか! 梶原一騎先生のご逝去を境に、婚姻件数が回復してくるではないですか!
時代も80's POPとかのチャラい時代に突入し、明石家さんまを筆頭に、ナンパはカッコ悪いものではない!というのが白日に晒されたのも大きいでしょう。
高倉健
梶原一騎の主人公以外にも、硬派な男の見本となるのが、高倉健!
リアルタイムで劇場に足を運んでいた人はもちろんでしょうが、私の世代では「唐獅子牡丹」などの任侠映画が繰り返しテレビで再放送されており、当然影響を受ける羽目に。
最初に劇場で観たのは「野生の証明」 健気に薬師丸ひろ子を育てる、やもめの元自衛隊員という役でした。
それにしても薬師丸ひろ子の色の黒さにびっくりです。
渡哲也
昭和50年代の渡哲也は正しく男の見本。
バンドをやるようになって、髪を伸ばすようになってきた周りを尻目に、中学の同級生のS君は、いきなり角刈りに! 硬派を気取っても、角刈りにするのは勇気のいる時代でした。 ちなみにS君は高校に入ってからはパンチパーマに。
Let It Be
今となっては門外不出となっている、ビートルズの最後の映画。ポールが死ぬまでもはや陽の目を見ることはないと思いますが、昭和の当時はしょっちゅうテレビでやってました、
ずっとメンバーが喧嘩してるシーンが続き、げんなりする事間違いなしですが、なんせ邪魔なのがヨーコ・オノ。 この映画を観ると解散の原因やヨーコと言われてもしょうがないでしょう。 仲良し4人組の仲を引き裂く外野の女という役回り。
結婚してもこれじゃぁ〜 と、当時の私に思わせた映画でした。
今でも「もうちょっと美人な日本な女紹介できるぞ!」とジョン・レノンに言いたくなります。
北の国から 92’巣立ち
梶原一騎没後ですが、少子高齢化の一因となっているのでは?というのがこちら。
吉岡君が好きでもない、裕木奈江と付き合って間違って妊娠。ラストは謝罪に行った吉岡君と田中邦衛がよりによって裕木奈江の親代わりの菅原文太に殴られて終わり。怖ぇ〜。
菅原文太と田中邦衛は「仁義なき戦い」での因縁もあり、文太の側から見ると溜飲が下がるという側面もありますが、不用意な男女交際はいけない!と、ボンクラ男子の意識に刷り込まれた瞬間でありました。
ちなみに「誠意」という言葉をクレーマーが使うようになったのは、このドラマの影響かも?恐るべし、倉本聰!
まとめ
なんか、難癖のように文章書いてますが、そういう私もハイティーンになってくると、
普通に男女交際するようになっていくわけですが、まぁ、そりゃそうだ。そういうさかりですから。
気持ちはこうでした。↓
エアロスミスSweet emotionの邦題は「やりたい気持ち」
もしくはこれ↓
「草食系男子」なんていう言葉も一般的になりましたが、日本の婚姻数は若干回復の基調だそうです。
若い諸君!結婚はいいぞ、子供も! 多分。産めよ増やせよ!!
巨人の星 最終回
なぜか北海道限定で地上波で再放送していた「巨人の星」も今日が最終回。
散々再放送で繰り返し観ている世代なので、当然結果は知っているのですが、何度みても最終回は泣きそうになります。もう50過ぎてるんですけど。
最後は星飛雄馬の左腕が限界を迎え、パーフェクトを達成するも投手生命はエンディングという結果。文献を追うと実働期間は3年。16歳で入団して20歳前に引退!
今回は噂では知っていた、カーテンコールも見ることができました。主要キャラが勢揃いして「今まで観てくれてありがとう!」とのセリフ。こちらこそありがとう。
今回時を経て改めて観ると、大リーグボール2号を打たれてからの暗い展開にグッときました。
星飛雄馬が自暴自棄になって新宿の盛り場で遊びまくり、不良やヤクザに絡まれる展開なんぞ、当時の子供は良く我慢して観てたもんだと思いますが、今の視点で見ると当時の風俗が垣間見えて面白いものです。
個人的な一押しは、不良グループの女ボス「お京さん」
金髪にミニスカートにハイソックス!
赤のコーディネートもイカします。
最後のセリフは父である星一徹が締めてました。
腕を故障した息子に「巨人の星を掴んだお前なら、何の星にでもなれる!」だそうです。 きっと今の子供には響かないでしょう。うちの中1の息子は途中で見るのヤメてパワプロやってました。
でも多分設定だと、星一徹は今の自分よりも年下? ここまで仕事に命かけてる姿には頭が下がります。
さて、最終回だったので、当然明日からは「あしたのジョー」か「タイガーマスク」が始まると思いきや、何と「妖怪ウォッチ」!
明日から私のルーティンワークも変わってしまいます。残念!