老人とプログレ

介護施設での現場のお話。プログレ、ハードロック等の音楽話。・・その他、日々の雑記、ファイターズの話題等・・

初老の介護施設管理者。経過観察&ぼやき To be a ROCK! Not to ROLL!

医療費マイナスに転じる

 

下の記事は2016年度の医療費に関する速報記事。一応前年よりもマイナスに着地したそうです。

www.joint-kaigo.com

厚労省からの発表ですが、薬価の引き下げによる一時的なものと分析されており、次年度からは更に上昇するという予測がされています。

特に今回は「ソバルティ」「ハーポニー」というC型肝炎の特効薬の価格が大幅に引き下げられた結果だそうです。全体の割合にマイナス作用するほど高価であって、しかも使用頻度が高い薬だったようですが、私、初めて聞く名前でした。

 

デイサービスでお付き合いのある利用者さんが飲んでいる薬は、ほとんどが血圧関係か、血流を良くするワーファリンなどのお薬。疾患によって強心剤や認知症関係の薬などがありますが、あとはほとんどの方が飲んでいるのが眠剤

 

この辺の薬の薬価を再考すれば、まだ削減可能のような気がします。というか量出過ぎじゃないかと思うのですが、個別にその商品の薬全体の中での占める割合が出れば課題が見えるのでは?

f:id:zappazepp:20170920070528p:plain

上のグラフは年齢構成に対しての医療費を表したもの。医療費全体でも65歳以上の使用割合が大半を示しており、この階層に対する服薬の見直しを行えば、かなりの医療費削減になると思われます。

 

デイサービスに通っている利用者さんのお宅に訪問すると、飲んでいない薬が山のように置いてまして、特に余ってるのが眠剤と湿布。削減するのならこの辺からでは?と単純に思ってしまいます。個別に服薬量制限かけるとか施策導入しないと抑制されないですね。

 

あとは薬に頼らず、運動生活習慣の見直し! 介護予防事業にも相当な予算をかけていますが、自宅に閉じこもりをさせず、外に出て体力増強に努めれば無駄な薬に頼らずとも元気でいられるぞ!と。

「書を捨てよ、町へ出よう!」ですね。というかデイサービスにどうぞいらしてください(宣伝)。

 

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ村