Over The Mountain
敬老の日。ニュースを見ていると、各地のご高齢の方対象の行事の様子が流れる中、とあるデイケアのレクリエーションの様子が映し出されまして..
■インタビュアー
「おばあさん、今日は何を楽しみにデイケアに来ました??」
■おばあさん
「Over The Mountain !!!!!!!!!!!!!!!!」
レクの内容はこのようなもの。
注意力と肩から腕に関しての筋力、そして体幹の強化につながるような動きを必要とする、見事なレクだと思います。何よりも競争心を煽るのがいいですね。所詮人生は勝った負けたです。次は勝つために戦略を練ったり、自宅で練習してる方もいらっしゃるでしょう。
ちなみにこのレクを作った人はアメブロでブログやってます。興味のある方は上の動画のリンクからどうぞ。
ということは実は二の次で、問題はおばあさんが「Over The Mountain !!!!!!!!!!!!!!!!」とシャウトしたこと。当然メタルもちょっとかじった世代だと、思い出すのはオジー・オズボーン!
当時ブラック•サバスを解雇になったオジー・オズボーンがアメリカをマーケットにソロ活動を開始。悲劇の天才ギタリスト、ランディー・ローズを相棒にして放ったソロ2作目の衝撃のオープニング・ナンバー!
この2作目のツアーの最中にランディー・ローズは飛行機事故で亡くなってしまい、残念ながらこの曲のビデオ・シューティングはないのですが、当時は歪みまくったギターの音色とフレーズのぶっ飛び具合は次の映像でも確認できます。
オジーとの対比で美形のギタリストっていうの良いですな。この構図は現在まで引き継がれております。ランディー・ローズの動きが少しぎくしゃくして見えるのは、実は小児麻痺で足に障害があるのが原因。コンプレックスを音楽で昇華している感じがあります。
今となっては、バッキングが雑とか言われていますが、当時は衝撃。ここまでぶっ飛んでるのは「イン・ロック」のリッチー・ブラックモア以来。衝撃の2枚のアルバムを残して亡くなってしまう悲劇性も涙を誘います。
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この後、オジー・バンドの音作りは若干ライトな方向に舵を切りまして、自分もメタル全般聴かなくなるのですが、この2枚と次のライブ・アルバムは特別。テレビでおばあさんが「Over The Mountain !」とシャウトした直後に聴き直しちゃいました。やっぱ良いわ〜 ありがとう、おばあさん。私は涙した..と、伊藤政則なら書くところでしょう。
ところで、上のレクリエーションの動画についてるBGMもメタル風。というかメタル。間違いなくこのレクのネーミングはオジーからでしょう。
なんなら「Run To The Hills」とか「Kill The King」とかも考案して欲しいところです。もしくは「原子心母」とか「恐怖の頭脳改革」とか。
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