老人とプログレ

介護施設での現場のお話。プログレ、ハードロック等の音楽話。・・その他、日々の雑記、ファイターズの話題等・・

初老の介護施設管理者。経過観察&ぼやき To be a ROCK! Not to ROLL!

出張のお供

 最近はあまりないのですが、交通機関を使っての出張時は常にI POD。のちにI Phoneに変わりますが、常に音楽かポッドキャストは欠かせません。札幌から東京までは飛行機で1時間半。自宅から空港までや、現地での移動を考慮すると、短くても4時間の拘束時間が考えられまして、普段滅多に聴かないよう音楽を浴びるように聴けるチャンスでございました。

 

 今となっては自宅でも集中して音楽に向かい合うことなど無くなってしまいましたが、それこそプログレ関係の大作なんかは尚更。で、ここぞとばかり聴いていたのがこんな一覧。 

 

 

 

  ロック史の中では名盤と呼ばれているますが、ファンが常に聴いているかというと、実は年1回、覚悟を決めて聴いているんじゃないか?という一団。

 

ジェネシスの「ブロードウェイ」は、バンドで一番の問題作ですが、これは流石にピーガブ脱退直前。まとまりを欠いているのはやむを得ませんが、アルバムの構成もちょっと変で、わかりやすく感動できないのがポイント。私が普段聴いているプログレ関係のプレイリストには「ブロードウェイ」と「イット」しか入れていません。

 

THE WHOの「トミー」は、史上初のロックオペラでロック史的にも最重要作ですが、それこそファンでこれが一番好き!という人は聞いたことがありません。ただし、いざ聴くと感動したりしてるんですが・・ちょっと敷居が高いですね。

 

フロイドの「ウマグマ」ライヴサイドに関してはしょっちゅう聴いているものの、スタジオサイド(というかソロ活動)は流石に冗長。義務で聴いてました。

 

ザッパのギターアルバム。オープニングの「Five-Five-Five」最高!!!というテンションがずっと続くので、とにかく疲れます。個人的にはジミヘンとザッパとコルトレーンは延々とソロ弾かれても飽きずに聴けるんですが・・・。このアルバムはザッパに対してのヴィニー・カリュータのドラムの絡みも聴きものですが、譜面でやってるという噂は本当?

 

 イエスの「海洋地形学・・」。発売当時も、2枚組で20分超の曲が4曲という構成は賛否両論だったそうですが、無理やり曲を伸ばしてる感じは否めません。そんなダメな部分も含めて好き。

 

 交通機関での移動中は、パソコンで仕事をしながら聴いていたことが多かったのですが、車での移動はそうはいきません。一時期、函館〜帯広間、計7時間を月2回、車で出張という時代があったのですが、運転時のBGMにはあまりリズミカルではない「プログレ」は向いていない!という事実に気づきました。

 

 よくアメリカでのドライヴ・ミュージックは「ZZ TOP」が一番人気!という説がありましたが、毎回7時間のドライヴは、やはりブルース・ベースでハードな音楽が一番フィットするかもしれません。耐久力があるというか、ハイテンションで運転できます。

 

 一番聴いたのは、レッド・ツェッペリン全曲をI PODでシャッフル再生。ZEPは活動期間10年の中でメンバーチェンジが無いので、どの順番で聴いても違和感なくて良いですね。長距離の運転ではボンゾのドラムは良いカンフル剤になってました。

 

 あと聴いたのも、ハイテンションなライヴ盤が中心。

 

 何種類もライヴが出ているストーンズですが、個人的にはコレ。やっぱミック・テイラー入ってないと! 1曲めの「Junpin'Jack Flash」で既に入りで失敗しているのもポイントですね。というかストーンズらしい。

 

Live Johnny Winter And

Live Johnny Winter And

 

ただでさえ暑苦しいことこの上ないジョニー・ウィンター!更にリック・デリンジャー。血が滾るぜ! 特筆すべきはドラムの人。キャプテン・ビヨンドのボビー・コールドウェルAORの人とは別人)。ブルースでこんなに手数多いのはこの人だけ。

 一応ザッパ門下。派手さはありませんが、リズムのりがZEPっぽくて好きです。というかZEPが真似してんのか。必殺のライヴ。

 

Back In Black

Back In Black

真っ当なチョイスというかベタですが、世界で2番目に売れているアルバム。バンドの絶頂期のドキュメント。気合が入ってます。

 

 

 

 

 マイルスには本当お世話になりました。必殺のライヴ盤3枚! 特にフィルモアの「イナモラータ」死臭漂うヘヴィー・ファンク!

 

 眠気覚ましにはコレ。気合入りまくり。リアルタイムでハマったバンドってこれと、ミッシェルが最後かも・・

 

MOBO

MOBO

 香津美の歴史の中でも、これだけは別格。ご本人はもちろん、マーカスとオマー・ハキム。スライ&ロビーも名演。COOL !!

 

Wired

Wired

 ドライヴに限らず、テンションを上げるにはコレ。ベックファンの中では「Blow by Blow」派と、「Wired」派で分かれるようですが、演奏のテンションは断然こっち。

「Led Boots」だけ1時間リピートでも大丈夫。

 

 こんな感じですが、ベタな「Highway Star」とか、ヘヴィーメタルは意外とドライヴに向かない気がしてました。激しいんだけど、ブルース・フィールが希薄なのが要因か?やはりブルースは悪魔の音楽。持続性、耐久性共に抜群。 しかし、私が若い時に衝突事故を起こした時にかかっていたのが、ジミヘンの「ブードゥー・チャイル」・・・それだけは未だに車中で聴かないようにしています。やはり悪魔の音楽か?

 

 長距離のドライバーさんの定番は、未だに八代亜紀が根強いそうで・・・まぁ、こんなものも試してみてはいかがでしょうか? レッドブルいらずですよ。

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