老人とプログレ

介護施設での現場のお話。プログレ、ハードロック等の音楽話。・・その他、日々の雑記、ファイターズの話題等・・

初老の介護施設管理者。経過観察&ぼやき To be a ROCK! Not to ROLL!

介護技能実習生 人員基準算定対象へ・・

実は私の住んでいる札幌市、医療や介護分野での外国人就労はほぼゼロ。

農業分野での技能実習生受け入れは、かなり進んでいるんですが・・

www.joint-kaigo.com

 

 マスコミの論調だと、受け入れ推進している媒体は結構多いような感じですが、特に介護の現場では認知症対応の問題もあり、日本語に習熟していないと対応できないのでは?という意見が大勢を占めています。

 実際に指示を間違えて事故・・・なんてのは充分に想像できますが、基本スキルができていればルーティン業務に関してはある程度遂行できるのでは・・と思うのですが、いかがでしょう?実態として外国人が就労している医療・介護の現場を見たわけではないので、憶測で意見言ってますが・・・ 何と言っても、このような意見が上がってくるのは、それだけ人手不足が蔓延しているということ。実際に戦力になるのなら、人員基準に算定しても良いのではと思います。

 

 ただし、他業種での技能実習生でも問題になりましたが、人件費コストを抑えるための隠れ蓑になっては本末転倒なわけでして・・長時間労働とか・・

 

 私も介護の現場では、まだ外国人の方と働いたことはないですが、実はデイサービスの利用者さんの主介護者が外人さん!というのを経験したことがあります。

 

 利用者さんご本人は、元「華族」のご令嬢というのがご自慢の、きっぷの良い江戸っ子の女性。そしてそのお嫁さんがアメリカ人の女性で大学教授(再婚)。利用者さんの方は車椅子で全介助。短時間の立位は可能というADL。認知症ではあるものの、自身の意思は正確に伝えることが出来・・・というだけタチが悪く、日本語を覚えるつもりもないお嫁さんとはソリが悪く、関係は険悪。最終的には施設入所という形で決着しましたが、まぁいい経験させていただきました。利用の契約やその日の状況報告は全て英語。デイサービスの契約書も意味がわからないので、全て英語でリライト。介護の言葉は英語に翻訳するのは難しいと痛感しました。

 このお嫁さん、使える日本語が滝沢カレン並みにおかしくて、お迎えに行くたびにお義母さんに「アナタ、デイケアいく! 歌います、踊ります!」と訳のわからない促し。それに対して、お義母さん、ブチギレて朝がスタート! どちらも良い人たちだったんですけど、まぁ大変でした。

 

 そんなわけで、介護の世界も今後グローバル化の波が押し寄せるのは確実。覚悟しておきましょう。

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